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とり万こか舟をまちいたり” 《割書:ことは| 》是をはしらて万こは”
しゆんふうにほを上て心にまかせふかせゆくに” 日
ころ有へしともおほえぬところに” しま一つうかへ
り見れははたあしひるかへし” くろかねのたてのあひ【間】
よりも” つるきやほこのいなひかり” たうしやうのかけ
ともか” うんかのことく【注】に見えけれは” あれは何といへるしさ
いそや” いかなる事の有へきそと心もとるゝ思かれけ
れとも” さあらぬていにふかせゆくに” かのしゆらともの
大しやうまけいしゆら” 一ちんにすゝみ出” 天をひゝかす
大をんにて” たゝ今此おきにせきをすへたるつは物を
いかなる物と思ふらん” しゆらといへる物なり” かいていのり
うわうたちをみつけんため” それをいかにと申に” 御
【注 雲霞の如く=大衆・兵士など人の群がり集まるさまが、雲や霞が沸き起こるようである。】