Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4500 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4500 - ページ 26

ページ: 26

翻刻

かふよこはたはり【横端張り】【注①】” をくち【尾口 注②】そうとうつまねのくさり” しゝあひ【注③】ほねなみ【注④】よめのふし【注⑤】はつくりつけたること くなり” 《割書:つめ| 》らんてん【注⑥】のくら【鞍】をゝきしよつかうのにしき【注⑦】の うはしき” こん〳〵ぬつたるりのあふみ【鐙】りきしゆのち からかは【注⑧】をは” しやう〳〵のち【猩々の血】にてそめたりけり” おなしき おもかい【面懸】をかけさせ” こかねのくつは【銜】かんしと【注⑨】かませにし きのたつな【錦の手綱】よつてかけ” 万こゆくりとうちのつて” な みにしつまぬうくくつ【浮く沓 注⑩】を”四ツのあしにかけたれは” なみの上をはしる事はへいろ【平路】をつたふことくなり” 三百よ人のつは物とも” いつれと【「も」の誤記(別本より)】むま【馬】にのつたれ とも” みな〳〵うくくつかけたれは” 雲ゐにかり【雁】のと ふやうに” 一むらかりにさつとちらししゆらかちんへきつ 【注① 追様向う横端張り=(馬の体格が)尻のほうから見ても、真向いから見ても、横幅の広いこと。馬の吉相の一つとされた。】 【注② 「をぐち」とも言う。馬などの尾の付け根。】 【注③ 肉合い。ししおき(肉置き)に同じ。肉付き。】 【注④ 骨並み。骨合いに同じ。骨組みの具合。骨格の様子。】 【注⑤ 夜目の節=馬の前脚の膝上の内側にある白い節状のもの。これのある馬は夜間によく走るとされる。】 【注⑥ 「らでん」の変化した語。螺鈿。】 【注⑦ 蜀江の錦。中国明代を中心にして織られた錦。日本には多く室町時代に渡来。】 【注⑧ 力革=馬具の名。鞍橋(くらぼね)の居木(いぎ)と鐙(あぶみ)の鉸具頭(かこがしら)とをつなぐ革。】 【注⑨ がんじと=動かないように堅く締めるさまを表わす語。】 【注⑩ 「うきぐつ(浮沓)」に同じ。これを付けると、馬が自由自在に水上を走ることができると信じられていた、架空の浮き具。】 【別本のURL】 https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1288378