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き”しゆをんしつたいさん” ちかひ今ならては” しゆらかお
そるゝけまんのはたを” たゝさしかけよ〳〵とけち【下知】
すれは” けまんらんはう玉のはたを” まつさきにさゝせ”
我をとらしとせめかゝる” 万こかつは物” かつにのつて”
おつふせ【注①】〳〵きつたりけり” しんりきもつきは
て” つうりき【通力】ひきやうも” かなはすしそこのみくつと
なりにけり” いきのこるしゆらともすみか〳〵にかくれけ
り” 万こかちときつくりかけ” もとの舟にとりのり”
しゆらたうしんのたゝかひにかちぬや〳〵といさみを
なしたうとかうらひはしりすき日本ちかふそなり
にける”《割書:ことは| 》さる間りうわうたち【龍王達】” 是をはさていかゝはせんと
そせんき【詮議】せられける” その中にとつても” なんた【注②】り
【注① おっぷせ=「おしふせ(押し伏せ)の変化した語。押倒す。ねじ伏せる。】
【注② 難陀龍王のこと。八大龍王の一。跋難陀龍王と兄弟で、つねに摩伽陀(まかだ)国を護るという。】