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う王のたまはく” それにんけんの心をたはからんには見め
よき女によもしかし” こゝをもつてあんするに” り
う女をもつて此玉をたはかつてとるへきなり” し
かるにりうくうのをとひめにこひさひ女と申て”
ならひなかりしひしん【美人】たりしを” 見めいつくしく【注①】かさ
りたて” うつほ舟【注②】につくりこめ” なみの上におしあく
る” 是をはしらてまんこは” しゆんふうにほをあけて
心にまかせふかせゆくに” 《割書:いろ| 》かいまん〳〵【注③】としては又はしやうちゝむたり” へき天のをきぬく風くわう
〳〵としては又いつれのほくさうにかこゑやとさん”
かしらなしをふかわらきとのしま” もろみのしまもめい
しま” さつまのくにゝきかいかしま” ゆきのもとをり
【注① 美麗に。】
【注② うつほぶね(空舟)=丸木の内部をえぐって作った舟。】
【注③ 海漫漫=海が広いさま。】