Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4500 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4500 - ページ 32

ページ: 32

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つしまのない” 事ゆへなくはしりすき” 九国の地をはゆん て【弓手=左手】にみてさぬきの国にきこへたるふさゝきのお きをとをりけり”《割書:ことは| 》 かゝりけるところになかれき【流木】一ほん うかんてあり” すいしゆ【水手】かんとり【注①】是をみて” こゝにきた いなる木こそ候へ” 此程の大風に” 天ちくたうとのちん かう【沈香】はしふかれてなかるゝやらんと” 人々あやしめたり けれは” 万こ是をみて” 何のあやしめ事そとりあ けよとけち【下知】をする” 御ちやう【注②】にしたかひはし舟お ろしとりあけ見るに” ちんかうにてはなし” あやしや わつて見よとて此木をわつてみるに” 何とこと はにのへかたきびしん一人おはします” すいしゆかん とり是をみて” おのまさかりをなけすてゝあつと 【注① かんどり=「かじとり」の変化した語。舵取り。】 【注② 御諚=貴人の仰せ。】