Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4500 - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 4500 - ページ 33

ページ: 33

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はかり申” 万こ此よし見るよりもいかさまにも御身は 天まはしゆん【天魔波旬】のけけん【化現】にて” しやうけ【注①】をなさんその ためな” あやしやいかにといひけれは” 《割書:いろ| 》何と物をはいは すしてたゝなみたくみたる計なり” 万こかさね て申けるはいや” 何とたるませ【注②】給ふとも” せひにつけ ておほつかなし”【注③】たゝかいていにしつめみくつにせよ といさみをなせは” あらけなき【注④】つはもの御手に すかつてうみへ入れんとす”《割書:くとき| 》りうによ【龍女】はいとゝあ こかれてあらうらめしの人のことはや” のにふし山を いゑとする” こらう【注⑤】やかん【注⑥】のたくひたにもなさけは あるとこそきけ” みつから【注⑦】と申はけいたんこく【契丹国】の大王 の” いつきのひめにてさふらふなるか” あるきさきの 【注① しょうげ(障礙)=悪魔・怨霊などが邪悪をすること。】 【注② 油断させる。】 【注③ 不審だ。】 【注④ 荒々しい。】 【注⑤ 古狼=年をとったオオカミ。】 【注⑥ 野干=狐の異名。また、中国では狐に似た伝説上の悪獣。よく木に登り、夜鳴く声が狼に似ているという。】 【注⑦ 一人称。私。】