翻刻
をうけ” あるひは三つしやく【注】におち” 四たいもつのひに
あへり” かゝるさいこうをふり” 今人間とむまるゝ事
もかいりき【戒力】によつて”たい一せつしやうかい【殺生戒】をたもつ
て心のさうとなる” ちうたうかい【偸盗戒】をたもつてかんのさ
うとなる” しやいんかい【邪淫戒】をたもつてひのさうとなる”
まうこかい【妄語戒】をたもつてはいのさうとなる” おんしゆかい【飲酒戒】
をたもつてはじんのさうと是なる” これに五いんし
つせいあり” いはゆるきうしやうかくちう” そうわうひ
やうはん一こつ” 是又みめうのみのりとし五ちのをん
せい是なり” これに五ツのたましいあり” こんしはくゐ
しんありき” 此五ツのかたちをくそく【具足】するを仏と申”
《割書:いろ| 》五ツのかたちかけゐれはくちあんへいのちくるい
【注 しあく(四悪)の変化した語。人の口に生ずる四つの悪。妄語。両舌。悪口。綺語。をいう。】