翻刻
のみ山のれいほうにたき木をこ【伐】り身をこかし
せんこくにむすふあかの水【注】” こほりのひまをくむ
たひになみたは袖のつらゝとなる” よるは又よ
もすからせんにんのゆかの上にし” させん【座禅】のとこ
のふとんとなりかゝるしんくのこうをつみ” 《割書:ふし| 》まさ
しくしやかとなり給ひ” 三かいのとくそん【独尊】” ししや
うのゑことまし〳〵て” 一代しやうけう【聖教】を” ときひろ
め給ふなり” こゝをもつてあんするに” ほんなふ【煩悩】そ
くほたいしん【菩提心】” しやうし【生死】そくねはん【涅槃】とて” さいしをた
いしさふらいて” 仏とやすくなるならは” なとや大し
しやくそんは王のくらゐを” ふりすてゝのちをい
とひ給ひけり” 其外せうくはのらかん【羅漢】たち”
【注 閼伽の水=仏に供える水。】