翻刻
とし” 我たいにくそくし” 十はうのこくうに” ほうによ
として” おはしますきたりもせすさりもせす
いつもたへせすましますをほつしんふつ【法身仏】と申” か
たちをつくりあらはし” しやうとをたてゝ” すみか
としたまふをほうしんふつ【報身仏】と申なり” 八しやう
しやうたう【八相成道 注】し給ひて” のりをときすなはち” しゆ
しやう【衆生】をりやく【利益】し給ふをおうしんふつ【応身仏】と申なり”
三しん【身】をとりわけ” 一心をしんするをさとりの
まへのほとけなり” 三しんいつそくとくわんし” いつ
れをもしんするをさとりのまへと申” 仏とならん
そのため” なんきやうくきやう【難行苦行】せん物” いかてせんあく
みたるへき身はいたつらになさるゝとかなふまし
【注 はっそうじょうどう=釋迦が衆生救済のために、この世に出現して示した八種の相。その内の「成道(悟りを開いて仏陀となること)」を特に重んじていう。】