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に” 思ひしらせ申さんとそのゝち物をはいはす” りう
によはもとよりかやうにめされんため” たはかりす
まさせ給ひて” 玉をのへたる御てにて” 万こかた
もとをひかへさせ給ひなふ” いたふなうらみさせ
給ひそよ” まことに心さしのましまさは” みつから
かしよまう【所望】をかなへてたへ” 草の枕のうたゝねの”
露のなさけはゆめはかりちきりなん” 万こあまりの
うれしさにかつはと起て身をいたきなふ” こは
まことにて御さ候か” 二つとなきいのちをもまいらせん
と申” いやそれまてもさふらはす” けにやらんうけ
たまはれは” しやくせんたん【赤栴檀】のみそき【注】にて”五寸のしや
か【釈迦】のれいふつのましますよしを” 舟のうちにてうけ
【注 御衣木=神仏の像を造るのに用いる木。】