翻刻
申” 此玉をとらんとてりうわうとくにしよまう【所望】する”
おしみてさらにいたさす” しゆらをかたらひはわんと
す” ぢんのたゝかひをのつから” ことはにものへ【述べ】かたし
筆にもいかてつくすへき” おほくのしゆらをうちと
つてりうわうなふをやすめ” いまはと心やす
くして” さぬきの国ふさゝきのおきをとをり
し時” なかれ木一ほんうかんてあり” すいしゆ【水主】かんとり【舵取り】あ
やしみをなし” とりあけわつてみるに” 天下ならひ
なき天によあり” うみにいれんとせし時” りうて
いこかれかなしむを” あまりみれはかわゆさに” たゝ
一夜とうせん【登舟】す” ひまをうかゝひしのひ入てとり
てうせぬと申す” かまたりきこしめされて” あま