翻刻
かしとこそおほせけれ” あま人うけ給り” あらゆゝしの
君の御たくみやさふらふ” かゝるせんきやう【善巧】なくしては
いかてたやすくとりゑなん” たゝしるすのあひた
なりとも玉のけいこ【警護】はあるへし” たとひむなし
くなるとも玉にをひてはしさひなく” とりあけ
きみにまいらすへきか” もしもむなしくなるな
らは” またたらちを【ママ】のみとり子のちふさをはな
るゝ事もなし” きみならては後の世を” あはれ
む人のあるへきかとて” なくよりほかの事はなし”
《割書:ことは| 》かまたりきこしめされて” 心やすく思へ” もしもむ
なしくなりたらは” けうやう【孝養】のそのために” ならのみや
こに大からんをこんりうすへし” 又そのわかにをひ