翻刻
ては” いまたようちなりといふとも” みやこへくそく
し【注】天下の御めにかけ” ふさゝきの大しんとかうし
ふちわらのとうりやうたるへきよしを” こま〳〵にの
たまへはあま人うけたまはつてよろこふ事はかき
りなし” やかてみやこへししやをたて” まひのしを
めしくたし” あたりのうらの舟をよせ” しゆたんをも
つて色とれる” ふたいをこそはりたてけれ” 十てう【丈】
のはたほこ百なかれたてならへ” 風にまかせてひる
かへせはさうかいはやかてしやうと【浄土】ゝなる” ひたりみきの
かくやに” かさりたてたる大たいこ” まんまくを上させ”
しゆれんに玉のすたれをかけ” ほうさ【法座】をさうにか
さらせて” うけん【有験】ちとく【智徳】の大そうしやう” 《割書:かゝる| 》からりんを
【注 具足す=伴い連れること。】