翻刻
ちょくしをたてゝりんけん【綸言】にてむかへとらせ給ひ” えい
らん【叡覧】あれとのせんきにて"うんかと申つは物をちよくし
にたてさせ給ふ” うんかすてに太そうの” きんさつ【金札 注①】をた
まはりすせんばんり【万里】のかいろをすき” 日本ならのみや
こにつき” 大しよくわんの御本【みもと】にててうさつ【注②】をさゝく”
大しよくわんは御らんして” 《割書:かゝる| 》我は是しゝいきとて小国の
わうのしんかとし” いかにとしていこくの大王を” さうなく【左右無く】
むこにとるへきと《割書:つめ| 》一とはちょくしをしたいある” ちよくし
立もとつて” 此むねをそうもんす” 太そういとゝ
あこかれ” 二とのちよくしをたてさせ給ふ” しやうむ
くはうてい【皇帝】きこしめし” なさけは上下によるへからす小
国のしんかの子なりとも” そのはゝかりは有へからす” 凡返
【注① 金札 帝王の書状を敬っていう語。勅書。】
【注② 朝札=朝廷からの書状。】