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翻刻
【右丁】
六十八 男 惣兵衛 四十五 妻 四十五 孫
三 蔵 二十六 妻 二十三
〇立州桑田氏地震前知の記とて一葉を贈られ厥記に云《割書:ナチユルレーキ|テドキリフト 此》
《割書:書中に|見えたり》磁石は地震を前知するの一法となる紀元千八百五十三年の史に
此法を記載せり疾風大雨の如きは晴雨儀を以て前知する事を得る
といへとも地震を知るに至るは今日に至る迄いまた世に明なる事な
し「ラツチメントン《割書:人|名》フランス国の使として共和国アンケントンテンス《割書:地|名》に
至りし時パリース《割書:フランス大|都府の名》の学校ヨリ地震を知るの発明の一法を伝送
せしなり其法は鉄の小片を磁石に附着せしむる物にして他物を
用ふるにあらす地震前には磁石鉄に親和するの力暫時の間消滅
【左丁】
す故に附着せる鉄心落つ是を地震の前兆とす〇ラツケメントンロアン
ケンテン《割書:地|名》の術と學とに精進せる主将アレキユイパ《割書:地|名》に多年寓居あり
し間磁石に其切のある事を屡試験し是を確定せりアレキユイパは
地震極て多き地なれと此一大発明「パリース」学校を待て始て世に
知れりと思ふ事なかれ「アレキテリテート」と「マクネチニミユス」との新知
の理既に時なるに因て学問の道に於ても微々の論なきにあらす
而して「ヱレキ」の力は地震に固より障碍を受る事其既に世に知る所
なり〇鉄の小片《割書:釘の|類》を磁石に付ケ家の垣に下けて其下に皿にても
何にても音のする器を置之地震には磁石の鉄を吸う力暫時の間消滅
する故鉄必落て器にあたりて音あるを地震の前兆として早く逃