翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

地災撮要. 巻7-9(地震之部) - 翻刻

地災撮要. 巻7-9(地震之部) - ページ 14

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〇下谷坂本は家毎に潰て同三丁目より出火し弐丁目残らす壱丁  目《割書:三分の一|焼る》迄焼坂本村へ焼込《割書:坂本通り左右の寺院大方残るに源寺|其外潰れたるも有松下亭といへる近き》  《割書:頃出来し蕎麦屋|は残りたり》  小野照崎(オノテルサキ)明神は拝殿潰れれる【ママ】下谷山崎町の辺古き造作なり  しか潰家尤多し 〇三枚橋向の池之端料理屋松坂屋源七奥の方損す同蓬莱屋大  に傾き損す蕎麦屋無極庵表二階潰る《割書:此家より少しく火出たれと|即時に消し留たり》  料理屋河内屋半は潰れたり山下料理屋浜田屋潰る《割書:近頃流行せる|五條天神社手》  《割書:前の鴈鍋といへる貨食店(リヤウリヤ)幸にして無事也地震後外の食店多くなりは|ひを休みたれは此家弥繁昌せり再聞辰正月廿三日の頃この家の妻あらた》  《割書:に建し坐敷へ渡したる板の上より庭に落たりしが手に持たる皿|三ッに割れて其尖りたる所咽をつらぬき即死せりとそ》 〇東叡山諸堂無別条宿坊少しの損所あり大仏は御首落る《割書:螺髪(ラホツ)の|所損堂》  《割書:前の石燈篭石地蔵|皆倒れ損んす》不忍弁才天社別条なし石橋崩れ石燈篭碑碣  に倒る銅鳥居無事聖天宮潰新建の一切経堂傾く境内廻りに  在る田楽茶や惣潰《割書:潰家とゝもに池中へ落入たりしか浅き所故かへつて怪我|なし境内料理屋春になり取払石橋の通りへ移り池の》  《割書:中へ張出|して建る》〇下谷車坂町裏通潰家あり 〇下谷稲荷社無別條門倒れ石鳥居笠石落る 〇寺町成就院百観音拝殿はかり潰る〇 乞胸(コブムネ)仁太夫構内大破 〇上野御成道武家方殊に潰れ多し小笠原  守殿中屋敷大破黒  田豊前守殿半分焼亡酒井安芸守殿堀丹波守殿石川主殿頭殿《割書:少し|焼》  惣潰焼亡 大関信濃守殿松平伊賀守殿中屋敷大破建部内匠頭