翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

地災撮要. 巻7-9(地震之部) - 翻刻

地災撮要. 巻7-9(地震之部) - ページ 15

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 殿長屋潰板倉摂津守殿内藤豊後守殿等潰多く其外天神下通小役  人寒士の弊屋潰れたるか多し各 露眠(ノジユク)の困苦おもひやるへし 〇御成道東裏手永富町代地松下町代地山本町代地等の家々夥しく  潰れたり 〇本郷新町屋の辺潰家多し糀室所々崩れ落死人あり《割書:又一老夫穴へ落|入て怪我なし》 〇神田明神社は本社拝殿楼門天王三社其外神主の宅に至る迄大方  別条なし石鳥居表と裏門に在る物二ッともにゆかみし迄にて損しな  し未社のうち末広稲荷社《割書:拝殿は|残る》土蔵潰れ猿田彦明神拝殿塩土  神社潰れたり 〇湯島天満宮御拝の柱と前の屋根崩落本社全く石鳥居笠石落る  崖の水茶屋講釈場等覆る石垣損す笹縁稲荷社潰る同所  坂の下聖天宮弁才天堂《割書:柳井堂|》無別条《割書:料理茶屋松金屋古き|家なれと無事なり》法真寺  鐘楼崩喜福寺門潰る本郷の辺都而地震よはく大破なし外  神田の町々大抵無事也 〇聖堂無別条塀崩る学門所は大破及ひ逼留の輩止宿なりかたく  各家々へ帰る 〇本町石町日本橋向の辺より大伝馬町小伝馬町馬喰町の辺去冬  と当春の災に罹りて家作あらたなる故させる痛なし土蔵の壁  は皆震ひ落この内富沢町辺は少しく強しと聞ぬ一石橋台小損  往来止む