翻刻!地震・災害史料

コレクション: NDL地震・火山

地災撮要. 巻7-9(地震之部) - 翻刻

地災撮要. 巻7-9(地震之部) - ページ 33

ページ: 33

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【右丁】  の棺桶出来あへぬによりて天水桶を用ひて寺院へ送れるか多し  四斗樽にあらすして人樽なりと云々  回向院霊巖寺と小石川上水端法花宗長光寺この度横死の  もの弔【「吊」は「弔」の俗字】ひ方取扱ひ宜しき由にて寺社御奉行所ゟ御賞美ありける  よし也 〇此度の地震大方南は小田原辺を限とし北は信州辺東は房総  に及へり  高遠の御城下も同刻に道路等損しけるといふ越後新潟御奉行組同  心北山惣右衛門殿ゟの文通に二日夜四ツ時彼地にも少し地震あり長く  ゆりたるよし申越れたり 【左丁】 〇吉原町娼家馬喰町の旅舎をかりてこゝに寓し窃【竊】ふ【意味、訓み不明。「窺う」の誤りか】客を迎ふる  よし赤坂麻布谷中根津其外へ立退しも又しかり 〇市中の変死最初の呈状に載せたる人数高左の通りなり《割書:是は無事と|覚へす全の》  《割書:人数は一陪になりても|是らさるへし》     町家の分変死  三千八百九十三人    内《割書:男千六百十六人|女二千二百七十九人》   【変死数と男女別内訳合計が合わず(変死数が二人少ない)】    同   潰家  壱万四千三百四十六軒   千七百廿四棟    同   潰庫  千四百四戸 〇町会【會】所より繹ふ【「ふ」は「に(尓)の誤記と思われる。「尋ねに付」の意】付ふたゝひ書上し高左の如ししかれ共此後日数を  経て潰家の下を穿ち或は溝中より屍の形【あらわ】れたるもあり怪我人のう  ち親戚の家に趣て療養して居たりしもあれはこの外に洩たるも