翻刻!江戸の医療と養生

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広益秘事大全 3巻. [5] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [5] - ページ 43

ページ: 43

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【右丁頭書】 垢(あか)の分(ぶん)かたまりて上に浮(うく)なり 其時/金(かね)の網(あみ)じやくしにてすくひ 取又一たきすれば残(のこ)らず垢(あか)上へ うく所を取つくし布漉(ぬのごし)にして 壺(つぼ)にたくはへ置つかふ氷砂糖(こほりさたう)も 同様にてよろし ○寒晒(かんざらし)の粉(こ)製法(せいほう) 米(こめ)を炊(かし)て 二日に一度づゝ水をかへ七日/漬置(つけおき) 石臼(いしうす)にて挽(ひ)き糟(かす)をこしさり又/桶(をけ)へ 入れ二日ばかり淪(ゐ)させ水を去(さ)り 麹(かうじ)ぶたに紙(かみ)を敷(しき)上(あげ)て干(ほし)かため おくなり幾年(いくとし)おきても虫(むし)つく 事なし餅米(もちごめ)粳米(うるごめ)同事なり 頭書終 【右丁本文】 かけ室(むろ)へ入れば花(はな)よくつきて味(あぢは)ひ一しほよし  ○白柿(つるしがき)の貯(たくは)へやう《割書:并(ならびに)|》あはせ柿(がき)の法 一/常(つね)のごとく皮(かは)を剥(むき)て干(ほし)たる後/蕎麦稭(そばがら)にて つゝみおけば霜(しも)ふきて白(しろ)くなる也又あはせ柿(がき)は 柿(かき)の黄(き)にならんとする時(とき)とりて石灰(いしばひ)あるひは 蕎麦稭(そはから)の灰汁(あく)にひたし二三日して取出(とりいだ)し 乾(かわか)すれば青色(あをいろ)変(へん)じて黄赤(きあか)くなり渋味(しぶみ)転(てん)じ て甘(あま)みとなる也 広益秘事大全終 【左丁】 嘉永六年丑五月新刊         河内屋喜兵衛  京摂     河内屋茂兵衛      浪華 河内屋新次郎  書肆     藤 屋善 七         藤 屋禹三郎      皇都 越後屋治兵衛