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広益秘事大全 3巻. [5] - 翻刻

広益秘事大全 3巻. [5] - ページ 42

ページ: 42

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【右丁頭書】 炭火(すみび)にてねりつめ中ほどにて しる飴(あめ)三百八拾匁入れてねり つまりて上る時/芡実(けんじつ)十五匁/蓮肉(れんにく) 十五匁/薏苡仁(よくいにん)二十匁/山薬(さんやく)二十五匁 四/味(み)粉(こ)にして入れ又ねりあはせ 求肥(きうひ)のごとく箱(はこ)へうつしてさまし 五六日も過て右の粉(こ)をふきん にてふき取て湿(しめり)のある所へ砂糖(さたう) をつけてよきほどに切て風(かぜ)を ひかぬやうに箱(はこ)へいれおけばいつ までももつ也 ○餡(あん)の製法(せいほう) 極上(ごくじやう)の小豆(あづき)を 煮(に)て雷盆(すりばち)にてすりこまかなる 篩(ふるひ)にて漉(こ)し少しゐさせおき木綿(もめん) の布(ぬの)へ少しづゝいれかたくしぼり 餡(あん)のしぼり粉(こ)百目に白砂糖(しろさたう)百匁 水五十匁何ほどにても右の割(わり)にて 【左丁頭書】 せんず砂糖(さたう)のあかのさりやうは よき山(やま)の芋(いも)の皮(かは)をさりて少し ばかり砂糖(さたう)へおろし入れよく掻(かき) 合せ水をいれせんじにえ立て しばしおけば砂糖(さたう)のあか残(のこ)らず かたまりて上にうく其時あみ 杓子(しやくし)にてすくひさればきれいに とれるなりそれを布(ぬの)にてこし せんじつめ塩(しほ)を合せこし粉(こ)を 入れよきほどの堅(かた)さに煉(ねり)つめ てたくはへ置也これ極製(ごくせい)なり ○砂糖蜜(さたうみつ)の製法(せいほう) 大白(たいはく)のさたう壱貫目山の芋(いも) 皮(かは)をさりて二百目おろし砂糖(さたう)に よくまぜ合(あは)せ水四百五拾匁を 少しづゝ入れ砂糖(さたう)をときせんじ にえ立て火(ひ)を引(ひき)しばしおけば 【右丁本文】 右塩と水とを合(あは)せ煎(せん)じさまし置さて 小麦(こむぎ)と大豆(まめ)とをあはせ日影(ひかげ)におき毎日(まいにち)〳〵 かきまはすべし  ○柚(ゆ)べしの方 一/柚(ゆ)《割書:皮をさり実|ばかり十》胡麻(ごま)《割書:二合|》味噌(みそ)《割書:五合|》餅米(もちごめ) の粉《割書:二合但し乾飯(ほしいひ)なれば|  いよ〳〵よし》番椒(たうがらし)《割書:少|》 右一所にすり合せ柚(ゆ)の皮(かは)へつめてよくむし 其後(そのゝち)その中に胡桃(くるみ)かやの類をも入るべし 但し柚(ゆ)の裏(うち)の皮(かは)をさるべし  ○越瓜(しろうり)を青(あを)きながら貯ふる法 一/赤土(あかつち)一斗に塩(しほ)六升五合あはせ越瓜(しろうり)を二ッ にわりて中をよくさらへ右の土(つち)にてつけ おくべし翌年(よくねん)まで色(いろ)かはる事なし 【左丁本文】  ○奈良漬(ならづけ)の方 一/白瓜(しろうり)を二ッにわりて実(み)をさり能(よく)ふきて 瓜(うり)の中へ塩(しほ)半分(はんぶん)もりその上に粕(かす)をぬり つけ桶(をけ)へ入れおく也/但(たゞし)あたり合ぬくらゐに すべし  ○丸山(まるやま)ひしほの方 一/小麦(こむぎ)《割書:四合|》黒大豆(くろまめ)《割書:六合|》いづれも炒(いり)て引わり むして糀(かうじ)むろへ入れ花(はな)をつけ三合/塩(しほ)に あはせ常(つね)のかうじを水にて洗(あら)ひそのあらひ汁 にてかたくこねてねさすべし急(きふ)に味(あぢ)を付る にはしこみたる桶(をけ)に蒲団(ふとん)をかけ昼(ひる)は日あたり へ出ししば〳〵かきまぜれは五六日の中に能(よき) 味(あぢは)ひとなる也又/大豆(まめ)の粉(こ)を右の大豆(まめ)にふり 【枠外丁数】百五十終