Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション3

BnF. Département des manuscrits. Japonais 632 (2) - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 632 (2) - ページ 21

ページ: 21

翻刻

わからず粋(すい)がなければ野暮(やぼ)もわからず只 何事も入我我入漢字(にうががにう)の粋(すい)不 粋(すい)意気(いき)と不 意気(いき)を噛分(かみわけ)てはりといきぢのよし原 に禿立(かふろだち)から見ならへる情(なさけ)の切売(きりうり)恋(こい)のせり 売 強飯(こはめし)くさき頃(ころ)よりもこわきやりてが目 をしのびてしのび〳〵のさゝめことも浮虚(うはき)の 風に吹(ふき)ちらされて果(はて)は折檻(せつかん)のからき目 見るなど勤(つとめ)の内のたのしみとそいゝながら 跡(あと)の苦(くる)しみいかばかりぞや早(はや)つき出し【注】の 【注 十四、五歳の娘が買い取られて、禿にならずにいきなり遊女の勤めに出されること。また、その遊女。】