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コレクション: コレクション3

BnF. Département des manuscrits. Japonais 632 (2) - 翻刻

BnF. Département des manuscrits. Japonais 632 (2) - ページ 28

ページ: 28

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歩行(あし)は一寸やりくりの使者(ししや)と見へ内所禿(ないしよかふろ) のちよこ〳〵走(ばしり)はてれん茶屋の相図(あひづ)なるべし 大封(おほふうじ)の文(ふみ)【長文の手紙】は一座の捌役(さばきやく)にたのみて茶 屋がもとへ人を走(はし)らせ番新(ばんしん)【番頭新造】に美人(びじん)すくなく 振新(ふりしん)【注①】後世(こうせい)おそるへき有てすへ頼(たのみ)なき禿(かふろ)の ぶ人相(にんそう)【愛敬のない顔】は当(あて)のなき年明前(ねんあきまへ)の女郎と同日(どうじつ)に 論(ろん)ずべし附金(つけがね)【注②】は神棚(かみだな)のおた福(ふく)とさし向(むかひ) 棒(ぼう)のなき箱てうちんたゝむ隙(ひま)なき茶屋が にぎはひ二挺鼓(にてうつゞみ)も三弦(さみせん)もいさ発足(ほつそく)の声(こへ) 【注① 「振袖新造」のこと。江戸時代、吉原の遊郭で振袖を着て出る禿あがりの若い新造級の遊女。まだ見習い期間で、姉女郎に属して出た。部屋を持たず、揚げ代は二朱。】 【注② つけ届として贈る金銭。特に遊女が茶屋へ贈る金銭をさすことが多い。】