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コレクション: 愛知県豊橋市関連資料

豊橋市水道誌 - 翻刻

豊橋市水道誌 - ページ 65

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 第二章 第一節 水道事業沿革       二四 山本辰蔵(湯屋)    旭町大字旭三百二十五 一〇八尺 二五〇石 向坂富作(湯屋)    吉屋町三十四     一四四尺 四〇〇石 白井繭周旋所     新停車場通      一三二尺 二一六石 小松製絲場      大字花田手棒三十五  一五〇尺 六〇〇石 服部彌八(醤油製造所) 船町百二十      一〇八尺 二〇〇石    要之帯水層は海面下七十五尺乃至百四十尺及二百五十しゃ尺乃至三百尺間に存在す るもの、如し而して水質は豊橋市豊橋衛戌病院の分析によれは何れも良好なり 水種╲水質  清濁 色 臭    味    浮遊物 反応  アムモニア 亜硝酸 硝酸 クロール   《割書:カメレオ|ン消費量》 硬度《割書:獨|乙》 判定 石川製絲水  清澄 無 異臭不認 異味不認 痕跡  微酸性 不認    不認  不認 一八、四三九 二、五二八 一、一五〇 良水 山本せ製絲水 〃  〃 〃    〃    〃   中性  不認    不認  不認 一二、七六五 一、二一三 一、〇五〇 〃 小松製糸水  〃  〃 〃    〃    〃   〃   不認    不認  不認 一八、〇八四 一、六四三 一、五五〇 〃 清水製糸水  〃  〃 〃    〃    〃   〃   不認    不認  不認 一三、一〇〇 一、二〇〇 〇、九四〇 〃 日東製氷原水 〃  〃 〃    〃    〃   〃   不認    不認  不認 一四、八九三 一、二六四 一、四五〇 〃 日東製氷井水 〃  〃 〃    〃    〃   〃   不認    不認  不認 一二、四一二 〇、七八〇 一、四○○ 〃  上記水井の外豊川川岸に於て歩兵第十八連隊の水井は川水面より約十二尺深し 是川水の伏流を収集するものにして同連隊にては之を濾過して簡易水道を設け飲 用に供せり衛戌病院検査表左の如し  清澄 無色 無臭 無味 中性 浮遊物-極微 硝酸ー痕跡 「クロール」一五、〇  硬度ー二一 「カメレオン」消費量ー一、二六四 港町附近及歩兵第十八連隊井水は夏季多少の鹹味ありと云ふ恐らく満潮時に豊川 に沿ひ逆流せる海水か川岸の砂礫層中に滲入し鹽分を沈殿せしめたる結果なるへし   五、結 論  豊橋市は愛知県の一大工業地にして現今人口約七萬あり大正二年以来の調査に よれは人口の増加率一カ年平均二分七厘なるを以て都市計画に従ひ附近の五ケ町 村を合併せは三十年後には恐らく二十萬に達すへし  豊川の東部及南部に蜿蜒連亘せる丘陵地は高師ケ原にして高距六米乃至四十米 を有し西方に低くして漸次東方に高し豊橋市は該丘陵地の一端豊川の南岸に位し 高距三米乃至八米あり地質は礫及砂の互層より成る洪積層及礫砂及粘土より成る 沖積層にして洪積層は丘陵地に沖積層は川床及川岸に発達す洪積層中には往々褐 鐵鑛存在し砂及礫を染色し褐色ならしむ  豊橋市井水は多く此褐鐵鑛を含有する砂礫層中より得らる、もの多きを以て従 つて井水の褐色を呈せるは免れ能はさるところなり単に鐵分を含有するのみなら   第二章 第一節 水道事業沿革   二五