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第三章 第一節 実施設計
續を被經度為念申添候
一 左の事項取調改めて全般に亘る実施設計を樹て工事着手前予め内務大臣の認
可を受くりこと
イ 濾過池及其の附属こ構造物を豊川に氾濫区域外に設置する様考慮すること
ロ 勢力及材料の単価中高価に過くるものあるに付再調おこと
二 工事は起債許可後着手のこと
豊橋市水道目論見書
第一 水道事務所の所在地
豊橋市西八町三十五の市四《割書:三十五番|三十六番》合筆地
第二 水源の位置は八名郡下川村大字西下條字三の下豊川本流伏流水を導水引用
す
水量及水質、別紙説明書の通とす
第三 水道線路は、前記下川村大字西下條を起点とし石巻村大字多を経て豊橋市
に達す
線路に沿ひたる地名は八名郡下川村大字西下條大字牛川、石巻村大字多米、豊橋
市とす
第四 給水区域は、豊橋市全部(岩崎町及岩田町飯村町の各一部を除く)及ひ飯寶郡下
地町大字下地全部とす
給水人口は、七萬九千四十人(大正十四年現在)にして、第三師団市内駐屯部隊約一
千四百八十名を合算す
給水水量は、一人一日の最大量を四立方尺と為す
第五 人口増殖及多量の水を用ふる製造場に対する給水増加の見込
人口増殖の割合は、別表の通にして尚水道完成後益々増殖率多きを予想し第一
期給水事項を拾弐萬人とし、第二期給水予定人口を拾六萬人と定め後日拡張を
為すに不便なる工事は最初より凡て第二期人口に依り設計す
第六 水壓の概算は、有効水壓七十尺乃至百一尺とす
第七 工事方法は別冊設計説明書の通とす
第八 大正十五年九月起工準備に着手し、竣工は昭和五年三月の見込とす
第九 工費総額金弐百六拾九萬なり
第三章 第一節 実施設計