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〇舶ハ五十里余ヲ駚セ折艙(カゼヲマキリ)シテ西南ス凡ア十四五
《割書:「ロハトカ」非島|名》【以上、欄外に赤字で加筆】日ニシテ「カムサヅカ」岬ノ「ロハトカ」「ウロムレリ 両
小島ノ間ニ出ツ此■【山偏に夬】ハ■(ソツカ)【才?方?オ?】ニ二里余ナレドモ極テ
険悪也舶已ニ過ク大ニ宴ヲ張テ平安ヲ賀ス又
駚スル五日余岬東ノ海心ニテ縄駄(オモリ)ヲ下ス深三
十托ニシテ駄底ニ荇藻附着ス又一里余ニシテ駄ヲ
下ス深百五十托ニシテ泥塗附着ス又三日ニシテ「オ
ホツカ」ニ近キ山ヲ望ム道ヲ錯ル既ニ二十里余
ニ至ル
〇第七月初十日頃午後「オホツカ」河ニ入ル土人廿
名岸上ニ迎按シ縴索ニテ助挽ス舶又誤テ暗砂
ニ上ル潮落舶傾ク蕃人狼狽ノ舶貨ヲ搬出ス明
日ニ至テ「カンパニヤ」港ニ泊シ沙子?ニ沿ヒ徒歩
ノ「オホツカ」府ニ到ル倉厫ノ旁ヲ行シカ兵卒一
名行室ニ守衛ス儀貌端正也客等咲フ渠豈居恒
如此謹厳ナラン是吾輩ノ為ニ■瞼?ヲ■【将の下に衣】スルノ
ミ
〇鎮酋ノ名ハ「ニカイウヱコロシ」ト称シ「モスコウ」
ヨリ七年ノ瓜期ニテ来鎮シ既ニ三年居レリト
客等館ニ至テ謁見ス頗ル慰労ノ言アリ竟ニ館