翻刻
《割書:堺|名物》柱鮓(はしらすし) 十九ヲ くきむし鯛 〃
きらず蒸(むし) 〃 《割書:江|戸》おまん鮓(すし) 廿丁ヲ
酢煎(すいり)鯛 廿丁ヲ 香物(かうのもの)すし 廿一ヲ
《割書:大|坂》ちくらすし 廿一ウ 《割書:長|崎》菊花(きくくは)漬 廿一ウ
鯛 食(めし) 廿二ウ わうごん鯛 廿三ヲ
巻鯛 廿三ヲ 丸あげ〃 廿三ウ
土器(かはらけ)焼〃 廿四ヲ 椙(すぎ)焼〃 廿四ウ
《割書:かむりの鯛ほうらい|震の鯛日月鯛》 廿五ヲ さくら〃 廿五ウ
《割書:御宿入|御出府》鯛。向鶴の御鯛 廿六ヲ 以上
【一丁ヲ】
鯛百珍料理秘密箱巻之上
紅粉鯛(べにだい)の仕方
一 鯛(たい)を三 枚(まい)にをろして。よく洗(あ)らひ皮(かは)をひき
中の血骨(ちほね)を去(さ)り。さしみならば。右 魚(うを)をつくり
木どりにして。にへ湯(ゆ)に入れて、すぐに引(ひき)上ぐ
しやうゑんじる漬(つけ)をけば。よく染(そまり)申候。遣(つかい)方は
さしみ。小皿(こざら)もの。提重(さげぢう)には。切がさねの上(うへ)にやき
塩(しほ)をふり候へば。なを〳〵うつくしく候。但 紅(へに)に塩け