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鯛百珍料理秘密箱 - 翻刻

鯛百珍料理秘密箱 - ページ 9

ページ: 9

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【一丁ウ】 あれば。色(いろ)あしく候。併(しかし)塩(しほ)を能(よく)あらひ。上皮(うはかは)に少し紅(べに)を ぬる也。紅王余魚(べにかれい)。紅 鱸(すゞき)。紅きすご。魴(まながつを)にても。右の通り    浅黄鯛(あさぎだい)の仕方(しかた) 一 黒豆(くろまめ)弐合ほど。汁(しる)の黒(くろ)くなるまで焚(たき)。こしらへおき 鯛は。うす塩をあてをけば。能(よく)染(そま)り申候。是も熱湯(にへゆ)に ざぶと入れ。直(すぐ)にあげ。右の汁(しる)へ漬(つけ)申候。此遣ひ方 も。前書(ぜんしよ)の通り。料理人(りやうりにん)のこゝろにまかすべし    山ぶき鯛の仕方 一 是(これ)もさし身に遣ひ申候。くちなしのせんし汁に 【二丁ヲ】 つけ申候也。また卵(たまご)の黄身(きみ)をぬりて。火どりに てもよろしく候。これは仕様(しやう)よく〳〵ねんを入 こげぬやうにやく也。切 重(かさ)ねにして。さしみもの 平皿(ひらざら)。ちやわんもの。菓子椀(くはしわん)とりざかな。台(だい)びき いろ〳〵遣ひかたあり     かきもち鯛の仕方 一これも右のごとく。鯛(たい)の皮(かは)をひき。巾(はゞ)五部。ながさ 二寸ほどに切。ふり塩(しほ)をして。しばらくをきて 水にてあらひ。葛(くず)をよく〳〵粉(こ)にして。まな