翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

親父布子鳶握 3巻 - 翻刻

親父布子鳶握 3巻 - ページ 10

ページ: 10

翻刻

しんるいの うちのちゑ じや【知恵者】いなかへと いゝだしても ひとゝをりでは いくまひと おもひさいしよの【在所の】 あねごのたいひやう【姉御の大病】 とにせじやうをこし【と偽状をこしらへ】 らへ 見せければ これはゆか ずはなる まひ あしたの やくそくが あるかよくいつて やつてくれと そう〳〵たびの したくして たちけり ずいぶん ごきけん よふ 五なしの【?】 たびても どふか よくない ものじや あしたはそふ〳〵 むかいをたして くれせつくの しまいがある からせひかへら ねねばならぬ【別本で確認】 〽おむめ【お梅、息子の嫁】は下女の いもをかふをきゝ おやは いや おやは いやと ゆふゆへ わが 身のうへ に ひきくらべ どふも せけんへ きの どく と おもふ いもやとの おやは いやよ 【芋屋が売っているのは里芋。里芋は種類にもよるが主に子芋を食べ、親芋はあまり好まれない。入っていると損をした気分になるので「親はいれないで」と言っている。それを聞いたお梅が「みんな親にはくろうするのね」と気の毒がっている。】