翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

親父布子鳶握 3巻 - 翻刻

親父布子鳶握 3巻 - ページ 6

ページ: 6

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喜兵へやふ〳〵とうちへかへり たま〳〵うちにいるおもへはこゝろ やすきものをおふぜいあつめ むぎめしなどをたいてふる まいさかなやへ 人ばしをかけ こゝろまかせにた のしめともうちに いればよめもむすこも よろこひすきしだい【好き次第】 にしてほふそう【疱瘡=伝染病】 とふぜん【同然】にとり あつかいける 【疱瘡の病人をあつかうように遠くから見ているということ。家にいてほしいのであえて意見しないということ。】 おさむ【破れを別本で補う】 かろふ【破れを別本で補う】 おは【破れを別本で補う】 をりを【お羽織を】 めし ませ【挿し絵で羽織を着せかけている】 なんといつれもさいぜんから きがつきました山へても【気がつきました。山へでも】 太郎へでもまいろふでは 御座らぬか 【山はもくろみや計画のこと。囲碁をしているシーンなので、あなたのもくろみはお見通しだが乗ってあげますよと言っている。また山は富岡八幡宮の境内にある二軒茶屋のことでもあるので、「山へでも太郎へでも行こうじゃないですか」と洒落ている。太郎は葛西太郎の略で、向島にあった川魚料理店のこと。】 おがさわりう【小笠原流】 めはちふんにて【目八分にて】 さかづきをもち いづる 【台詞】 しやうはく【しやうはく老(人の名前)?】 らうもし こんど【もし今度】 ごとこ ろで【碁所で】 のごが【の碁が】 いち ばんに【一番に(ひと勝負に)】 三日かゝると【このあたりからかすれている。別本で補う。】 申がそれから 見れはこの ほうとも【この方ども(この人たち)】 はめい じん【は名人】 一日 には 三十ばん□ うちます しよく人 にでも なつたら よいてまを【良い手間を=良い報酬を】 とりませふ