翻刻!草双紙の世界

コレクション: NDL鳥居清長

親父布子鳶握 3巻 - 翻刻

親父布子鳶握 3巻 - ページ 8

ページ: 8

翻刻

ふり一本つりし いわいがなしみの うちをそう じまい【総仕舞い】くじら 一本かいし ほとかねがかゝり ちや屋ふな宿は いふにおよばず ま事になゝ さとのうる をいなり【「鯨一頭七里の潤い」という言葉がある】 かごのしゆ しつかにやつて 下されせけんの 女郎かいのやうに いそぎはせぬ さかてはのぞみ しだいじや 一日かゝつても だいしない 松屋のうちの十四日 晦日あそひさきの はらひいくらあつても かきつけにてわたし はぎん壱文でも のこらすはらひ とりに来たものには 壱分つゝのはなをやり うけとるものもあき れはていかさまざいもく やの事なれはかねの なる木があるかも しれぬとのうわさ也 新八 とん ます や から ちよ きて【猪牙で=猪牙船で】 いかふ のふ やふ〳〵せつくを だんなのつもりに あつちをへんがへ【変替え=解約すること、変更すること。約束を破ること。】 いたしました