東京学芸大学「学びと遊びの歴史」を翻刻!

コレクション: 学校教材発掘プロジェクト 6

明治小學塵劫記 卷1 - 翻刻

明治小學塵劫記 卷1 - ページ 24

ページ: 24

翻刻

【右丁】 六六.三十六引と云(いふ)て㋺四の内三十を引き又 残(のこ)りの一を取(とり) て六 引(ひい)て四 残(のこ)ると云(いふ)て次(つぎ)の㋩の桁(けた)へ四を置(お)き《割書:是(これ)にて初商(しよしやう)|すみしなり》 又(また)法(はう)の首(かし)ら十を以(もつ)て一の段(だん)の声(こゑ)にて二 進(ちん)の廿と云て㋩の 四の内(うち)二を取(とり)て㋺の桁(けた)へ二を置(お)き《割書:一 進(ちん)の一十にては数(かず)余(あま) |り多(おゝ)く又 三進の三十に》 《割書:ては残(のこ)り不足(ふそく)して九々 の声 引(ひけ)ず|仍(よつ)て二進の廿を用ゆ考(かんが)ふべし》㋺二㋩二となり此(この)㋺二と 法の六と見合(みあわ)せ二六.十二と云て㋩二の内(うち)十を引(ひ)き又残り の一を取(とり)て二 引(ひい)て八 残(のこ)ると云(いふ)て次(つぎ)の㋥の桁(けた)へ八を置(お)く《割書:是|に》 《割書:て二商すみ|たるなり》又(また)法(はう)の首(かし)らの十を以て一の段(だん)の声(こゑ)にて五進の 五十と云て㋥の八の内(うち)五を取(とり)て㋩の桁(けた)へ五を置(お)き《割書:是も亦|四進の》 《割書:四十にては余(あま)り多(おゝ)く六進の六十にて余り不足(ふそく)して|引ずゆへに五進の五十を用ゆ其 適宜(てきぎ)の声を考ふべし》㋩五 ㋥三となる此(この)五と法(はう)の六と見合(みあわ)せ五六.三十 引(ひく)と云(いふ)て㋥の 【左丁】 桁(けた)の三を払(はら)へは是(これ)て除尽(わりつき)て六匁二分五厘と知(し)る  乗算(かけさん)の解(かい)に曰(いわ)く実(じつ)の末(すへ)の桁(けた)より法(はう)の桁数(けたかず)だけ一 桁毎(けたごと)に  乗(かけ)るなり故(ゆへ)に実(じつ)の末(すへ)の桁(けた)より法(はう)の桁数(けたすう)ほど右(みぎ)へ退(しりぞ)き《割書:其|処》  《割書:を十の位を|入る処とす》実(じつ)の末(すへ)と法の末と見合(みあわ)せ九々に呼(よび)て加(くわ)へ又(また)  法(はう)の末(すへ)より一ツ左の桁(けた)と実(じつ)の末(すへ)と見合(みあは)せ九々 に呼(よび)て加(くわ)  へ次第(しだい)皆(み)な此の如(ごと)くして法(はう)の首(かし)らの桁(けた)は八 算(さん)の乗(かけ)よふ  と同(おな)しく其声(そのこゑ)の通(とほ)りに作(つく)るべし《割書:是にて実の末一桁|かけさんすむなり》又(また)其(その)  左の桁(けた)もみな此の如(ごと)くして実(じつ)の首(かし)らの桁(けた)まで乗(かけ)るなり 乗算(かけさん)の術(じゆつ)に曰(いわ)く右(みぎ)の下図(げず)《割書:二丁前|にあり》の如(こと)く十六を法(はう)とし六匁 二分五厘を実(じつ)に置(お)き末(すへ)の五厘の桁(けた)より法(はう)の桁数(けたかず)二 桁(けた)右(みぎ)へ 退(しり)ぞき此五厘と法(はう)の末(すへ)の六と見合(みあわ)せ五六.三十を㋥の桁(けた)へ