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さまに身をもてなし給へき事にもあらねとうし
ろみなき人なむなか〳〵【注①】さるさまにてあるましき
名をたちつみえかましきときこの世後のよ
中そら【注②】にもとかしきとか【咎】おもふわさなるこゝにかく
世をすてたるに三宮のおなしこと身をやつし給へ
るすゑなきやうに人のおもひいふもすてたる身
にはおもひなやむへきにはあらねとかならすさし
も【注③】やうの事【注④】とあらそひ【注⑤】給はんもうたてあるへし【注⑥】
よのうきにつけていとふは中〳〵人わろきわさ
なり心とおもひとるかたありていますこしお
【注① なまじ。】
【注② 中ぞら=どっちつかず。】
【注③ そんなにも】
【注④ 用の事=なすべき仕事。】
【注⑤ (出家することを)】
【注⑥ 嘆かわしい。】