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なとまておほしより【注①】つゝやまとのかみにの給ふて
かのいへにそいそきつかうまつらせ給ふその日われ
おはしゐて御くるまこせん【御前=前駆】なとたてまつらせ給ふ
宮はさらにわたらしとおほしの給ふを人〳〵はい
みしうきこえやまとのかみもさらにうけ給はらし心
ほそくかなしき御ありさまをみたてまつりな
けきこのほとのみやつかへはたふるにしたかひて
つかうまつりぬいまはくに【注②】の事も侍りくたりぬへ
し宮のうちの事も見給へゆつる【注③】へき人も侍ら
すいとたい〳〵しう【注④】いかにと見給ふるをかくよろ
【注① 思し寄り=思いつきなさり。】
【注② 任国】
【注③ あとの世話を頼む。】
【注④ たいだいしう=不都合なことで。】