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なく心えかたき御心にこそありけれとておもひよ
れるさま人の御ためもわかためにも世のもとき【注①】
あるましうのたまひつゝくれはいてやたゝいまはまたい
たつら人【注②】に見なしきこゆへきにやとあはたゝし
きみたり心ちによろつおもふたまへわかれすあか
君とかく【注③】をしたち【注④】てひたふる【注⑤】なる御心なつかはせ給
そとて【手】をするいとまたしらぬ世かなにくゝめさましと
人よりけにおほしおとすらん身こそいみしけれいかて
人にもことはらせんと【注⑥】いはんかたもなしとおほしてのた
まへはさすかにいとをしうもありまたしらぬはけによ
【注① もどき=非難】
【注② いたづら人=死んだ人】
【注③ あれこれ】
【注④ 押立ち=相手を無視して無理に我意をはる。】
【注⑤ 無茶なさま。一途】
【注⑥ 事の是非を判断させよう】