Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - ページ 124

ページ: 124

翻刻

かといとつれなくいひてなにくれとこしらへきこえなく さめ給へはいとわかやかに心うつくしうらうたき【注①】心はた おはする人なれはなをさりこと【注②】ゝはみ給なからをのつから なこみつゝものし給をいとあはれとおほすものから心は 空にてかれもいとわか心をたててつようもの〳〵し き人のけはひには見え給はねともし猶ほい【本意】ならぬ 事にてあまになとも思ひなり給なはおこかまし【注③】 うもあへい【注④】かなとおもふにしはし【注⑤】はとたえをく【注⑥】ましう あはたゝしき心ちしてくれゆくまゝにけふも御かへり たになきよとおほして心にかゝりていみしうなかめ 【注① いたわってやりたい。】 【注② なほざりごと=冗談。】 【注③ 笑いものになりかねない。】 【注④ あべい=「あべき」の音便形。「あべき」はまた「あるべき」の音便形「あんべき」の「ん」が表記されない形。あるだろう。あるはずだ。】 【注⑤ 少しの間。】 【注⑥ 訪れのないままにしておく。】