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くすましかりけりとひとりことにの給をたちと
まりてさも心うき御心かな
松しまのあまのぬれ衣なれぬとて
ぬきかへつてふ名をたゝめやはうちいそきていとなを〳〵
し【注①】やかしこには猶さしこもり給へるを人〳〵かくての
みやはわか〳〵しうけしからぬきこえも侍ぬへきを
れいの御ありさまにてあるへき事をこそきこえ
給はめなとよろつにきこえけれはさもある事と
おほしなからいまよりのちのよそのきこえをもわ
か御心のすきにしかたをも心つきなく【注②】うらめしかり
【注① いかにも平凡だ。】
【注② 思慮分別がなく】