← 前のページ
ページ 138 / 156
次のページ →
翻刻
め【注①】給へる所さすかになくいとひききり【注②】にはなやい給
へる人〳〵にてめさまし【注③】みしきかしなとひか〳〵し
き【注④】事ともしいて給つへきとおとろかれ給て三
条殿にわたり給へれはきんたちもかたへ【注⑤】はとまり給
へれはひめ君たちさてはいとおさなきとをそゐて
おはしにけるみつけよろこひむつれあるはうへをこひ
たてまつりてうれへなき給を心くるしとおほすせう
そこ【消息】たひ〳〵きこえてむかへにたてまつれ給へと御
かへりたになしかくかたくなし【注⑥】うかる〳〵し【注⑦】のよ【注⑧】やと
ものしう【注⑨】おほし給へとおとゝの見きゝ給はん所も
【注① のどむ=気分をゆったりさせる。】
【注② 性急に物事に決着をつけたがる性質】
【注③ 不愉快だ】
【注④ 思い違いも甚だしい。】
【注⑤ 一部。半分。】
【注⑥ 頑なし=強情である。愚かしい。】
【注⑦ 軽々し=粗末なさまである。】
【注⑧ 世=ここでは「夫婦生活」ぐらいの意か。】
【注⑨ 不愉快に】