Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - ページ 145

ページ: 145

翻刻

   なにゆへかよにかすならぬ身ひとつを うしともおもひかなしともきくとのみおほし けるまゝにかきもとちめ給はぬやうにてをしつゝみ ていたし給ひつ少将は人〳〵ものかたりしてとき 〳〵さふらふにかゝるみす【御簾】のまへはたつきなき【注①】 心ちし侍をいまよりはよすか【注②】ある心ちしてつね にまいるへしないけ【注③】なとゆるされぬへきとしこ ろのしるしあらはれ侍る心ちなんし侍るなとけ しきはみ【注④】をきていてたまひぬいとゝしく【注⑤】心よ からぬ御けしきはみをきていて給ひぬいとゝし 【注① たづきなし=恰好がつかない。】 【注② よすが=縁。】 【注③ ないげ(内外)=出入りすること。】 【注④ 気色ばむ=気持ちが外に現れる。】 【注⑤ いとどしく=その上さらに】