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つり給こそ く(う)れた【注①】けれ思はん所をむけにはち給は
ぬよとうちうめきておしみかほにもひこしろひ【注②】給は
ねはさすかにふともみてもたまへりとし月にそふるあ
なつらはしさは御心ならひ【注③】なへかめりとはかりかくうるは
したち給へるにはゝかりてわかやかにおかしきさまして
のたまへはうちわらひてそはともかくもあらんよのつねの
ことなりまたあらしかしよろしうなりぬるをのこのかく
まかふる方なくひとつ所をまもらへてものをちしたる
とりのせう【注④】やうのものゝやうなるはいかに人わらふらんさる
かたくなしきものにまもられ給は御ためにもたけ
【注① 「うれたし」=忌々しい】
【注② ひこじろひ=無理に引っ張る。】
【注③ 心の習慣。ならわし。】
【注④ 雄の鷹】