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なりうちまもりつゝあはれなに事かは人におとり
給へるいかなる御すくせにてやすからす物をふかく
おほすへきちきりふかゝりけむなとのたまふまゝに
いみしうくるしうし給ふものゝけなともかゝるよはめ【弱目】
にところうるものなりけれはにはかにきえいりてたゝ
ひえにひえいり給律師もさはきたち給て願な
とたてのゝしり給ふかきちかひにていまはいのちを
かきりける山こもりをかくまておほろけならすいて
た ■(ち)てたんこほちてかへりいらん事のめいほく【注】な
く仏もつらくおほえ給へき事を心をおこして
【注 面目(めんぼく)=「めんぼく」の「ん」を「い」で表記したもの。平安時代初期、漢字の字音のうち、音節の末尾のnの音を「い」の仮名で写す習慣があった。】