Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション4

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - 翻刻

BnF. Département des Manuscrits. Japonais 5340 (4) - ページ 9

ページ: 9

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のけしきもおかしきころなるに山里のありさま のいとゆかしけれはなにかしりし【注①】のめつらしくおりた なる【注②】にせちに【是非とも】かたらふへき事あり宮す所【御息所】のわつら ひ給なるもとふらひかてら【御見舞がてら】まうてむとおほかたにそ きこえこちて【注③】いて給御前【先導】こと〳〵しからて【注④】したし きかきり五六人はかりかり衣にてさふらふことにふ かきみちならねと松かさきのを山の色なともさ るいはほならねと秋のけしきつきて都に に(に)な くとつくしたるいへゐにはなをあはれも そう(けうイ)【興】もまさ りてそみ◦(ゆ)るやはかなきこしはかき【小柴垣】もゆへあるさま 【注① 「りっし(律師)」の「つ」を表記しなかった形。】 【注② たなる=完了の助動詞タリの終止形に伝聞の助動詞ナリの連体形ナルのついた形タリナルの音便形タンナルのンを表記しなかった形。「~したそうだ。」「~たという。」の意。】 【注③ 聞こえごちて=願い事を申し上げて】 【注④ 仰々しくなく】