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ち【御達 注①】もにくみあへりうへはまめやかに【注②】心うくあくかれたち【注③】
ぬる御心なめり【注④】もとよりさるかたにならひ給へる六
条院の人〳〵をともすれはめてたきためしにひき
いてつゝ心よからすあいたちなき【注⑤】ものに思ひ給へる
わりなしやわれもむかしよりしかならひなまし
かは人めもなれて中〳〵すくしてまし世のため
しにもしつへき御心はへとおやはらからよりは
しめたてまつりめやすき【注⑥】あへもの【注⑦】◦(に)し給へるをあ
り〳〵て【注⑧】すゑにはち【恥】かましきことやあらむなと
いといたうなけい【嘆い】給へり夜もあけかたちかく
【注① ごたち=女房階級の婦人たち。御婦人たち。】
【注② 本当に。】
【注③ 憧れたつ=魂が、何かにひかれて落ち着かなくなる。】
【注④ 指定の助動詞「ナリ」と推量の助動詞「メリ」との複合。…であるようだ。】
【注⑤ 不愛想だ。愛想がない。】
【注⑥ 感じが良い。】
【注⑦ あやかりもの。】
【注⑧ 挙句のはてに。】