翻刻
・するにたらず打捨(うちすて)て置(おく)べし
・病勢(ひやうせい)烈しく苦悩(くのう)堪かたしとて病人(びやうにん)も介 抱人(ほうにん)も泣騒(なきさわ)ぎ
などし心(こゝろ)をいらたてゝは益(ます)々苦し他の病(やまひ)と異(ちが)ひ出揃(でそろ)へば
ほどなくおこたる物(もの)にて日限(にちげん)もかきりあれば心(こゝろ)を落付(おちつけ)て
精神(せいしん)をたしかにすべし是(これ)養生(やうじやう)の専(せん)一也
・食(しよく)して能(よき)もの
・ほう〴〵《割書:どくなし| よろし》・かなかしら上同・きす上同・こち上同
・ひらめ《割書:すこしは| よし》・赤えい上同 ・かつをふし《割書:しこくよろし|尤なまりはわろし》
・あわび《割書:少し食|してよし》・蜆(しゞみ)《割書:精を増こんを増| ゆへ食してよろし》・牡蛎(かき)《割書:大に| よし》・茲(こゝに)しるす
・魚貝(うほかい)くだもの類(るい)とも能(よく)々 煮(に)て食(しよく)すべし生(なま)はわろし
・大こん・かぶら・にんじん・ゆり・冬瓜(とうくわ)・ながいも《割書:げんきを増|大によし》
・白(しろ)うり・丸づけうり《割書:すこしは| よし》・かんぴやう・ぜんまい・ごぼう《割書:げんき| 》
《割書:を増ゆへ大によし| でそろひてのちはわろし》・じゆんさい《割書:少しは| よし》・しそ・たで《割書:すこしは| よし》
・けし・ふき《割書:ねつをはつして| そのねつをくたす大によし》・黒豆(くろまめ)《割書:大に| よし》・ゆへなり
《割書:少しは| よし》 あづき上同・つけ菜(な)・小まつな・はだな・みづな
・香(かう)のものはすべて塩(しほ)おしにて食(くふ)べしぬかみそづけ甚(はなはだ)悪(わろ)し