翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

志州鳥羽流船留書 - 翻刻

志州鳥羽流船留書 - ページ 14

ページ: 14

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医師付置昼夜薬御用被成候かん病人三拾人 宛御附置殊之外大切に被致候得共病死仕候刻 葬礼も箱を差朱にて詰しめ町中壱番の大き なる寺え送りくれられ候町中にて三千人程野送りに 立申候私共も板に乗り野送りに立申候僧中百五 拾人和尚壱人御出念頃に御弔い被成候大板に日本と 書付寺の門前に立置申候一七日留仕其国の 大小に不寄群集して参詣いたし候四十一日目に □所を出立して爰に三日かしこに二日逗留 いたし百日余過候て此国を放れ夫ゟ廿里程船に 乗り至極難義成る山道を通り板に乗り五十日余 山道計通り夫ゟ里中え出城下六ヶ所通りもふし候 此所にウヒガト言川有川のなかさ五里半程も有之候 よし両方に川原あり幅は両方に六里づゝ程御座候 此川を越し候日は夜るの内ち立候て翌日五ツ時に 着仕候高さ四五軒程白あわ流候故船を逃け申候