Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション3

. Japonais 180-181 - 翻刻

. Japonais 180-181 - ページ 137

ページ: 137

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旨(むね)を申。又/黄蝶(くはうてふ)の事(こと)は。往昔(いにしへ)朱雀(しゆじやく)天皇の御宇(おんとき)。丞平(しやうへい)のはじめ。黄(くはう) 蝶(てふ)山野(さんや)の間に充満(じうまん)す。相馬将門(さうままさかど)反逆(ほんきやく)し又。後冷泉(これいぜい)天皇/天喜(てんき)二年 奥羽(おうう)常野(じやうや)の四ヶ国(こく)に黄蝶(くはうてふ)むらがる。阿部貞任(あべのさだとう)反逆(ほんぎやく)す。旁(かた〴〵)兵乱(へうらん)の前(ぜん) 兆(てう)なりと申せしより。いよ〳〵四民(しみん)恐怖(けうふ)して。産業(さんげう)をもなし得(え)ず。他国(たこく)に 奔走(ほんさう)せんとぞはかりける     三浦泰村隠謀露顕話(みうらやすむらいんばうろけんのこと) 于爰(こゝに)三浦若狭前司泰村(みうらわかさのせんじやすむら)は。大介義明(おほすけよしあきら)の孫(まご)。駿河守義村(するがのかみよしむら)の嫡子(ちやくし) にして。次男(じなん)光村(みつむら)。三女(さんじよ)は故泰時(こやすとき)が室(しつ)となり。修理亮時氏(しゆりのすけときうぢ)が母(はゝ)なり。 斯(かゝ)る一族(いちぞく)なれば。時頼(ときより)も外(ほか)ならざる親(したし)みあれば。国家(こくか)の政務(せいむ)をも。 倶(とも)に是非(ぜひ)を談(だん)じらるゝまゝ。自(をのづ)からその権勢(けんせい)高(たか)く。諸人(しよにん)の尊敬(そんけう)も浅(あさ) からざりける余(あまり)に。密(ひそか)に舎弟(しやてい)光村(みつむら)家村(いへむら)已下(いか)の一族(いちぞく)を語合(かたらひ)。北条/時頼(ときより) を亡(なきものと)し。当将軍(とうしやうくん)を追退(おいしりぞ)け。前将軍頼経公(さきのせうぐんよりつねこう)を都(みやこ)より。ふたゝび向(むか)へて