Gallicaの日本資料を翻刻!

コレクション: コレクション3

. Japonais 180-181 - 翻刻

. Japonais 180-181 - ページ 246

ページ: 246

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時頼入道(ときよりにうどう)聞(きこ)し召(めし)いと有難(ありかだ)き者(もの)ども哉(かな)と。折(をり)を得(え)て許多(あまた)の加恩(かおん)を賜(たま)ひ けるとかや     時頼入道密国々経歴話(ときよりにうだうひそかにくに〳〵けいれきのこと) 最明寺時頼入道(さいめうじときよりにうだう)は。先達(せんだつ)て青砥藤綱(あほとふぢつな)の忠言(ちうげん)より。密(ひそか)に諸国(しよこく)経歴(けいれき)の 思(おもひ)たちまし〳〵。二階堂信濃入道(にかいどうしなのにうだう)。および青砥藤綱(あほとふぢつな)をまねき。閑談(かんたん)度々(たび〳〵) ありて後(のち)。重職(てうしよく)頭人(とうにん)評定衆(へうでうしゆ)。其外(そのほか)老臣(ろうしん)の輩(ともがら)を。自亭(じてい)へ招(まね)きて宣(のたま)ひけるは。 抑(そも〳〵)予(われ)短才(たんさい)の身(み)を以(もつ)て。天下(てんか)の執権(しつけん)を冠(かうふ)る事は。祖父(そふ)泰時(やすとき)の命令(めいれい)にて。 拠(よんどころ)なく権(けん)を執(とり)しより以来(いらい)。国家安全(こくかあんせん)上下(ぜうげ)和睦(わぼく)を。朝夕(あさゆう)心(こゝろ)を尽(つく)すといへ ども。過(すぎ)つる頃(ころ)のごとく。諸国(しよこく)の無道(ふだう)非儀(ひぎ)を正(たゞ)し。犯罪(ぼんざい)数百人(すひやくにん)におよび。 三浦泰村父子(みうらやすむらふし)の反逆(ほんぎやく)より已来(このかた)。これほど。一時(いちぢ)に人多(ひとおほ)く損(そん)ぜし事(こと)なし。 尤(もつとも)其罪(そのつみ)を蒙(かうむ)りし輩(ともがら)。原(もと)其身(そのみ)の奸曲(かんきよく)より起(おこ)るといへども。全(まつた)く我(わ)が愚(く) 昧(まい)より。下(しも)の歎(なげ)きを知(し)らざるより。斯(かく)万民(ばんみん)を悩(なや)ます。これ皆(みな)朕(わが)過(あやまち)にして