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コレクション: 養蚕の書

機織彙編 5巻. [2] - 翻刻

機織彙編 5巻. [2] - ページ 24

ページ: 24

翻刻

【右丁】  故に生糸にてもよく湯煮をして用ゆるなり又米ぬかの  絞出しにて右糸煮るもよきなり只捻の戻らぬために  煮る事なりからみ糸は成たけ細きを用ゆ太き時は絵貫  之上をしめて織かくすなり又絵貫太くすれはからみ  糸少し太めにても不苦織方も手安すし 一大凡の仕立を記す筬替る時は糸数を改むへし筬幅八  寸六分此にて織幅耳ともに八寸になるなり筬幅一寸  に付七十枚立にて二十二よみ半此目数九百目宛あり但し  耳糸ともあや取木ばた掛内八寸六分一枚糸の数九  百筋三枚【注①】ふぐせ糸数同し十二枚【注②】是にからみ糸一目  一本宛入る故からみ竪九百筋是を綾取二枚に掛る  故からみ綾取は一枚四百五十本宛也取立の時伏機弓  四挺にして二本の弓は地竪のふくせに附二本の弓は 【左丁】  からみのふぐせに付木ばたはろくろ一本にて綾取二枚  附なり 一絵貫糸は捻のなきを良とす若/捻(より)たる糸を合せる時  は細き糸を沢山合せて掛る積りよし 一地竪白茶色の時は絵貫惣紋黒にして色さし浅黄  紫濃き繭【注③】黄子種色なと飛々には金糸か又は平金  箔もよし 一地色花色の時は絵貫白茶之惣紋にして色さし  鳶子種黄白糸の縁り真なとよし金糸のかわりに色  濃き金茶の糸なともよきなり 一地竪は常の通り下の𣚗(をまき)に巻きからみの竪糸は別に  上に巻なり但向は低くとも中程にてからみ竪は常に  口のあくほど揚て置なり 【注① NDLの翻刻本には「三」に「二」の傍記あり。「三」は「二」の誤の意ヵ】 【注② NDLの翻刻本には「十」に「マヽ」の傍記あり。「十」衍の意ヵ】 【注③ 「繭」は「萌」の誤ヵ。NDLの翻刻本には「繭」に「萌」の傍記あり】