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コレクション: 養蚕の書

機織彙編 5巻. [2] - 翻刻

機織彙編 5巻. [2] - ページ 25

ページ: 25

翻刻

【右丁】 一惣織物之竪糸/糊(のり)の仕方竪糸百目に付水五六合入の  酌【注①】にて二ッ柳のり三匁葛粉三匁五分銀しやうふ等分に  して白/蝋(ろう)大豆粒程一ッ入椿の油又しらしめよし《割書:但しらしめは|いらさる胡麻油也》  右油は小蛤にて二ッ程入て煮立し処へ入て暫時之間煉り  夫よりおろし冷てしやうふの粉十匁程入る但し蕨の粉  にてもよろし竪糸へ付る也附方は竹へ掛はたくなり 一惣ての織物横糸糊の仕方柳ふのりしやうふ葛粉右三  品等分に煉りてわらびの粉を入糸へ揉附絞り横竹にて  さきなから干し上る也    光絹(はぶたへ)織方 一筬は二十五よみ一目へ竪糸四本入綾取ふぐせ二枚也横  糸も四本にて織る尤蚕六ッ七ッ附位の引揃の糸を用ゆ  但し平綾なり絹機にて織る時は綾取/掛緒(かけを)にてよし筬 【左丁】  柄は二百目位    素細(りうもん)【注②】織方 一筬二十二三よみ筬柄は三百四五十目位光絹より糸二  三段も太く引く筬一目へ竪糸四本入横糸は八本にて  織る尤平綾なり其外光絹と同し    諸繒(もろきぬ)織方幷絹 一筬は二十三四よみ筬柄二百三四十目竪糸は光絹に少  し太く引べし筬一目へ四本入横糸は四本にて織る  其外如前又常の絹は筬一目へ二本入之平綾なり竪  糸繭七ッ八ッ附也 一右三品之絹煉方は早稲藁(わせわら)の灰又は桑木の灰を用ゆ  又樫木の灰もよし掛緒拵方は木機ふぐせの掛糸に  同し 【注① NDLの翻刻本には「酌」に「杓」の傍記あり】 【注② 「細」は「紬」の誤ヵ。NDLの翻刻本には「細」に「紬」の傍記あり】