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コレクション: 養蚕の書

機織彙編 5巻. [2] - 翻刻

機織彙編 5巻. [2] - ページ 27

ページ: 27

翻刻

【右丁】  四本なり 一竪糸は生糸にて経て糊(のり)を引也糊の仕方は白米を水  に浸し挽て《振り仮名:𥿻篩|きぬふるい》にて漉(こ)したとへばのり粉一升あらは  四合をのりに煉りあけ残る六合を煉りたるのりに加へ  米酢を差/菜種(なたね)油をさして加減をして糸に付るなり  此加減に口伝あり 一横糸はすが三本位を一本に捻り用ゆ捻方は右捻左  捻に分てよるなり織時は右捻りの糸を二杼織り次に  左捻の糸を二杼織なり糸は尤生糸也 一蹈竹のふみ方は両足にて一三二四と蹈む 一織上て糊気をぬき灰水(あく)にて煉りて染るなり糊抜方は  湯へ浸し揉みて抜事なり口伝あり 一機より織下しの時はしぼ無之干上て後しほ出に口伝あり 【左丁】 一糊之大方酢を入れは糸ふくれ油をさせば糸なめら  かになる生粉を入れはのりのねばり気を去るなり  是合方の心得なれば此意を得意して其加減ある  べきなり 一二尺三寸幅に織り上けしぼを付れは二尺幅と成る  是以其余の幅の考をすべきなり 一/縞(しま)縐紗は二尺三寸幅に織上け二尺一寸の少し  内ば位につまると可知尤縞ちりめんは生糸を捻り夫  より煉り上け染て糊をして機に仕立る也横糸も  同前なり    風織/縐紗(ちりめん)織方 一四/杼(ひ)返しと云右捻糸左捻糸二杼宛四杼織て又  捻を不懸糸を四杼織て初に返るなり