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コレクション: 養蚕の書

機織彙編 5巻. [2] - 翻刻

機織彙編 5巻. [2] - ページ 34

ページ: 34

翻刻

【右丁】  しめし織れは仙台平の方なり地合至て平にしてぬめり  あり乍然右の織方は至て六ヶ敷少し手休くだ乾時は  横に筋出る也其外たん〳〵堺目出る上手の織手に  あらざれは不能事なり 一織方初心にては横糸を布に包み槌にて能打和らけ  しめさすに織るなり此地合は𥿻にぬめり少く見ゆる  ものなり 一織上て後水張にする時少しふのりを薄く入て張  れはしめし横の如く𥿻の地合能く成なり織幅より  五分程幅つまる物なりしめさず織る時は幅広く  出来て張上につまると心得へし尤張りて糊をするには  刷毛にて引也口伝 一川越平は右に同し糸細くするなり 【左丁】 一精好平は糸之大小厚薄ある斗にして其外は如前  文    冬袴地織方《割書:柳条(ちやう)琥珀(こはく)丹後|の類なり》 一筬は夏物に同し 一竪糸横糸共に練糸也蚕八ッ附之糸を三本捻りて地  合厚くする時は四本捻にして筬へ一目に四本入にする  綾取の糸数は夏袴の一倍掛て筬一目の内へ綾四ッ  宛なり綾取四枚通し方は一目の四本の糸を一二三  四と順に通し又次の一目を如此通す也此琥珀柳  条の類の綾なり 一柳条は竪横とも糸至て細く薄く織る故横は三本  位の引揃なり 一琥珀の横は十本も十五本も引揃好の厚さに織る元